私ってうつ?双極性障害?ADHDかも?とグレーゾーンを彷徨いながらも、メンタルクリニックに行った人もいればなかなか行けずにいる人もいるかもしれませんね。
今回は双極性障害とADHDに関する基本を東北の山奥で暮らしている双極性障害とADHDを持った筆者が実体験を交えながら自己紹介をします。
私は今、WEBライターをしながら、山奥の温泉施設で湯張り&観光WEBマーケティング業に勤めているアラサーです。元々会社を経営していたのですが、2021年夏、双極性障害の抑うつ症状がひどくなり、経営をストップし、2ヶ月間引きこもり、今に至ります。
元々は地方国立大学を卒業後、メーカー勤務、会社を経営していました。
今まさに社会復帰を目指して障害に向き合いながら頑張っているところです。
時系列は以下のとおりです。
2021年1月〜8月繁忙期:躁状態やADHDの過集中がたくさん発動
2021年6月〜7月超繁忙期:意識朦朧、睡眠3時間、首の痛みを抱えながら仕事をする
2021年8月上旬:うつで倒れて、引きこもり
2021年8月30日:双極性障害1型と診断される
2021年8月-10月:[無職ニート開始]ひきこもり&自身の会社の経営をストップ
2021年11月:土木のアルバイトをする&WEBライターを始める
2021年12月:土木のアルバイトを辞めて、温泉施設で働き始める
2022年1月30日:重いADHDと診断を受ける
2022年2月:ブログを始める
2022年4月:温泉施設の仕事を週10時間から20時間勤務にする
それでは詳しくみていきましょう。
途中、双極性障害やADHDについて解説してます。もう知ってるよ!という方は飛ばしてご覧ください。
私、双極性障害とADHDです。と世界に叫んでみる。

私、双極性障害とADHDです。と言って誰かにやさしくされたいわけではないのだけど、医師の診断が自分の人生の歩み方に影響することは間違いありません。
私は双極性障害のうつで倒れる半年前、あるプロジェクトを毎日3時間睡眠で休みなく回していました。しかし、プロジェクトが終わった瞬間、思考停止、そして1ヶ月間ひきこもってしまいました。
今思うと
人との交流やSNSも全てシャットダウンをし、ひたすらベッドの上で時間が過ぎるのを待っていました。
さすがに様子がおかしいと思い、なんとか心療内科へ。
「うつ」かな?と思ったけど、医師から双極性障害と診断されました。そしてその5ヶ月後、ADHDでもあることがわかりました。
心構えはしてましたが、プライドが邪魔して医師の診断に身体は素直で手が震えていました。
双極性障害(躁うつ病)とは

世界では100人に1人がかかると言われていますが、日本では500人に1人と言われています。発症に性別の差はなく、20代から30代前後に発症することが多いです。
最近では、無期限活動中止を決めたリトグリ芹奈さんもかかった双極性障害とはいったいどんな病気なのかみていきます。
双極性障害の症状
双極性障害とは躁うつ病ともいい、躁状態とうつ状態をくりかえす病気です。
躁状態とはハイテンションになりいろんな人に話しかけたり、アイデアがどんどん出てくるような無敵状態な錯覚に陥り、仕事でトラブルを起こしたり、散財してしまう状態です。
うつ状態とは、睡眠が不安定になってしまったり、趣味への意欲や食欲も湧かなくなり、身体もおっくうで動かせなくなります。
そのため、うつ病と同じ病気と捉えがちですがまったく異なる病気です。
また躁状態やうつ状態は性格の問題と誤解されがちですが、治療が必要な脳の病気となります。
双極性障害の原因
双極性障害の原因はいまだ解明はされていないようです。
双極性障害を引き起こす可能性がある主な要因を紹介します。
- 仕事や人間関係、お金のストレス
- 生活習慣の乱れ
- 遺伝子的な可能性
日常生活におけるストレスが引き金となって双極性障害を引き起こす可能性もあるようです。
また睡眠リズムや食生活の乱れも躁状態を悪化させる原因となります。特に睡眠不足は躁状態の原因となりやすいため気をつけた方が良いです。
そして、家族に双極性障害を持っていると遺伝する可能性が高いとも言われていますが、まだしっかりと解明はされておりません。
双極性障害の方がよく仕事で起こす行動
双極性障害の方がよく仕事で起こす行動を筆者の体験談も交えて解説します。
よくある例は以下のとおりです。
- どんどん出てくるアイデアで周りを振り回す
- プロジェクトを中途半端にしてしまうことがある
- 基本無計画で衝動的である
- ショートスリーパーでよく目の下にクマができている
私の場合は出張の際に、ホテルに泊まる5分前に予約を取ることが多く周りをよく驚かせたり、睡眠をあまりとらないため周りから「いつ寝ているのですか」と言われてました。
今考えると「いつ寝ているのですか=しっかり休んでください」の意味だったのだと反省してます。
大人のADHD(注意欠如・多動症)とは

一般的に20人に1人はADHDと言われており、別名「天才病」とも言われるADHDはいったいどのような病気なのでしょうか。
詳しくみていきましょう。
大人のADHDの症状
ADHDとは、注意欠如・多動症とも言われ、多動性(じっとしてられない)、衝動性(思いついたままに行動)といった症状が見られます。
よくある症状は以下のとおりです。
- 注意の持続がむずかしい
- ケアレスミスや物忘れが多い
- 約束の時間に遅れることが多い
そのため、人間性や知能は問題ないのに仕事場や人間関係でトラブルを抱えることが多いです。
大人のADHDの原因
ADHDの原因はいまだ解明されていません。
アメリカ精神医学会「DSM-5」によると、12歳以前に症状が現れるものであると示されており、子どもの時に発症していた可能性はありますが、大人になって初めて気付くケースも多いようです。筆者もそのうちの1人です。
ちょっと自分もそうかもと怪しくなった方は心療内科や精神科で一度診断を受けても良いかもしれません。
ADHAの方がよく仕事で起こす行動
ADHDの方がよく仕事で起こす行動を筆者の体験談も交えて解説します。
よくある例は以下の通りです。
- 重要な会議や商談によく遅刻してしまう
- 同時に複数の仕事やプロジェクトを行うことができない
- 整理整頓ができず、デスクが汚くなってしまう
- 単純な作業ほど集中力が続かず、人より時間がかかる
私がよくあることとしては、大型の駐車場で迷子になってしまったり、イヤホンやUSBケーブルを無くしたと勘違いし購入し、何個も持ってしまうミスをおかします。
ADHDの私が大変だったこともまとめた記事も合わせてご覧ください。
双極性障害やADHDを診断するきっかけ

正直、心療内科や精神科に行くって勇気が必要ではありませんか。実は私の姉も長年、精神障害を患っていたため、自分なんて精神障害になんてなってたまるかみたいなよくわからないプライドが邪魔してました。
そのため、東京で働いていた時にちょっと様子変だなと感じたときにメンタルクリニックに行って検査をしたのですが、その検査結果を聞くことなく、田舎に戻ってきました。
今考えるとそういうところもADHDらしさがあったのかもしれません。
しかし、2021年8月また体調を崩してさすがにおかしいと思い、心療内科や精神科の違いもよくわからない中で田舎の小さな心療内科に飛び込みました。
結果、双極性障害と診断されました。それから5ヶ月薬治療を続け、気分も安定した中でADHDの特性が浮き彫りになり、2022年1月に検査したところADHDと診断されました。
今考えると東京にいるときにしっかり結果を聞いておけば、早い段階で本来の自分に素直に向き合えたのではないかなと振り返ります。
ただ、今はこうして自分のモヤモヤが明確になりスッキリしています。
そのため、遅かれは早かれ自分に違和感を感じたら自分のペースでお近くのメンタルクリニックに行くことをおすすめします。
精神障害な私でもどうか世界の片隅で挑戦させて下さい。

今、わたしはもともと村だった地域に住み、WEBライターをしながら温泉施設で湯張り&フロントと温泉施設運営元の企業が運営している観光施設などのWEBマーケティングをしたり、ご当地商品のプロモーションのお手伝いをしています。
自分で会社を経営していただけに、引きこもった当時は、もちろん収入もなくなり、弱った自分ができる仕事もありませんでした。プライドもあり、雇用されることも嫌でした。
そこで自分のプライドをぶっ壊すために、2ヶ月間土木作業のアルバイトを経験しました。
改めて仕事って楽しいなという感覚を養うことができ、今はWEBライター(最近はブログがメイン)と観光WEBマーケティングの二刀流でなんとか生活ができるようになりました。
ブログも未経験ではありましたが、YouTubeやネットを検索しながら1日で作ることができました。
ワードプレスを使ってブログを作りたいという方はぜひご相談ください。(Twitter、Instagramで連絡ください。リンクは下部にあります)
そして、5月になってもっと「ADHDでもなめらかに生きる」をコンセプトにYouTubeも始めました。
私の今後の目標は3点あります。
ぜひ皆さんの夢もこれからゆっくりと自分のペースで構いませんので教えてください。
ひとりひとりが自分らしく、自分のペースでこの世界の片隅で挑戦できますように。
Twitter@ponkotsudrip
Instagram@adhdkun
YouTube「ADHDポンコツドリップ」