ADHDが天才肌と言われると、ADHDの自分、なんだか自己肯定感が上がる
ADHDの彼氏は割と天才というよりは凡人なのですが、彼の凹凸を理解して、特性を伸ばしたら天才的な才能が開花するのでしょうか
ADHDって天才が多いんでしょ?と聞いたことありませんか。
ADHDとは注意欠如・多動症を指します。ADHDの方にとってもADHDが天才病、天才肌が多いと聞くとポジティブに感じることもできるのではないでしょうか。
この記事ではADHDが天才肌と言われる理由を偉人のエピソードを添えて紹介します。
それではさっそくみていきましょう。
天才病?天才肌と言われる「ADHD」とは
天才肌が多いと言われるADHDとは「不注意」「多動性」「衝動性」の3つの特性が中心の発達障害のひとつです。
たとえば「忘れ物が多い」「約束を平気で破ってしまう」「スケジュール・タスク管理が苦手」といった特徴があります。
一般的には20人に1人はADHDと言われています。
逆に言えば、20人に1人は天才…つまりクラスに2人くらいは天才が!と聞くとそんな気もするという感じですよね。
ADHDの疑いのある天才的な偉人たち
明確に診断されて公表されているものではありませんが、ADHDの疑いのある天才すぎる偉人たちは以下のとおりです。
- 織田信長
- 坂本龍馬
- 野口英世
- 葛飾北斎
- ピカソ
- アインシュタイン
- レオナルド・ダ・ヴィンチ
- モーツァルト
- エジソン
- スティーブ・ジョブズ
ADHDが天才肌と言われる5つの理由
ADHDが天才肌と言われる5つの理由は以下のとおりです。
- 自分のこだわりを貫く
- 過剰な集中力
- 同時にいくつものことができる
- エネルギッシュで活動的
- 発想が豊かすぎる
それでは詳しく一つずつみていきましょう。
ADHDが天才肌と言われる理由その1:自分のこだわりを貫く
自分のこだわりをしっかりと伸ばしていくことで突き抜けた才能や実績を作り出すポテンシャルを秘めています。
しかし「自分のこだわりを貫く」が悪く影響してしまうと関心のあることにしか集中が向かないという欠点ともなります。
エジソンの場合
エジソンは幼少期から「なぜなんだろう」と問い続ける少年だったそうです。それは学校の授業の妨げになると先生に怒られるくらい、自分の関心毎にしかベクトルが向かなかったようです。
なぜなんだろうをひとつひとつ丁寧に理解していくことで発想力や考える力が付いたと言われています。
ADHDが天才肌と言われる理由その2:過剰な集中力
ADHDのある方は過剰に集中するという特性も見られることがあります。集中する点はよいのですが、集中しすぎると心身が疲れてしまう可能性があります。
それでも周りに流されることなく没頭できる力は強みとも言えます。
坂本龍馬の場合
坂本龍馬は剣術で複数の流派で免許皆伝を得たり、犬猿の仲と言われた薩長を同盟に結ばせるという過集中によって得た実績があります。
しかし、組織の秩序に馴染めず、周囲の話を聞かずよく居眠りをしていた側面もあったようです。
ADHDが天才肌と言われる理由その3:同時にいくつものことができる
ADHDの方は多動性に象徴されるように同時進行でいろんな行動をする傾向があります。
悪くいうと飽きっぽく、新しいことを始めては中途半端にしてしまう特徴があります。
レオナルド・ダ・ヴィンチの場合
最後の晩餐やモナリザで有名な画家のレオナルド・ダ・ヴィンチは、実は画家以外に、彫刻家、発明家、技術者、科学者、植物学者とさまざまなフィールドで活躍した人物です。
レオナルド・ダ・ヴィンチは集中力のムラがあることで有名で、一つの絵も描き始めては飽きて何日も鉛筆を持たないことも多かったようです。たとえばモナリザは16年の歳月も経て制作されたと言われております。
しかし、その移り気な性質は創造性と独創性の源であり、落ち着きのなさは新たな発見につながる探求の原動力につながっています。
ADHDが天才肌と言われる理由その4:エネルギッシュで活動的
衝動性と多動性が発揮されると同時に、感情も豊かになり、エネルギッシュで活動的になります。瞬発的な決断力も凄まじく、いつしかムードメーカーになっていることもあります。
しかし、同じところに留まることが苦手な性質なので常に新しい場所へ挑戦しようとします。すると周りとのトラブルがしばしば発生するのがデメリットです。
野口英世の場合
1,000札にもなっている医学者・細菌学者の野口英世は、不眠不休で働く様子を見て、周りから「人間発動機」「24時間仕事男」と揶揄されていました。
野口英世は靴を履いたまま寝てしまうという逸話があるほど研究に没頭をすることで世界的な偉業を成し遂げたのです。
だからといって、野口英世のように私も24時間働く!と意気込むのは待ってください。あくまでも自分の健康や睡眠を大事にしてください。
ADHDが天才肌と言われる理由その5:発想が豊かすぎる
ADHDを持つ方は独特の視点を持ち、発想力豊かなことが多いです。
多動性という特徴から次々に新しい興味に関心が移ることが影響している可能性は高いです。
ピカソの場合
ピカソは小さいときから落ち着きがなく、学校でも問題児だったようです。そして、大人になってもピカソは自由な生活スタイルを過ごします。
たとえば、アトリエの中にはガラクタを置いたり、猿などの珍しい動物を複数飼っていました。
いわゆるピカソは「片付けられない」タイプの典型で、部屋は無秩序となっていました。
そんなピカソはいくらでもアイデアを思いつき、次々に行動していきました。そのため、ポケットには忘れないようにノートを入れておいたそうです。
【まとめ】ADHDの弱みを強みに変え、才能を開花させ、天才に!
いかがでしたでしょうか。
今回、ADHDが天才肌と言われる理由を5つにまとめました。
また天才すぎる偉人のADHDエピソードを聞くと弱みも強みに変えられるかもしれないと思うことができますよね。
筆者もADHD持ちのため、弱みが目立つことがありますが、発想の転換で、しっかりと自分の性質を最大限活かすような生き方をしていきます。
それでは読んでくださりありがとうございました。
筆者がADHDや双極性障害を診断されたきっかけとこれからの意気込みをまとめてますのでよろしければぜひお読みください。