ADHDっぽいのですが…私ってADHDなんでしょうか
ADHDの彼氏は衝動買いや片付けが苦手なのですが、これって他の人も同じですか?
「あ、また忘れ物しちゃった。」「ごめんね。遅刻30分くらいになりそう。」とADHDあるあるに悩まされる方も多いのではないでしょうか。
もしかして自分もADHDかもと不安に感じている人に向けてADHDあるあるを紹介します。
既にADHDと診断されている方にとっては共感していただけるところもあるのではないでしょうか。
この記事は、ADHDあるある50選とその対策法をADHD当事者の筆者がお届けします。
あくまでもADHDあるあるのためたくさん当てはまるからADHDと決まったわけではありません。ADHDかなと疑いを感じた方はしっかりと医療機関で診てもらいましょう。
それではさっそくみていきましょう。
大人ADHDのメインの3つの症状(不注意、多動性、衝動性)
ADHDとは、不注意、多動性、衝動性を主な特徴とする精神疾患です。
たとえば「忘れ物や失くしものが多い」「整理整頓ができない」「約束や時間を守れない」といったことが挙げられます。
ADHDは子どもの時だけに見られる症状ではなく、大人の場合でも症状が目立つことがあります。
別名天才病とも言われる側面があるADHDですが、ミスが多く続くと周りとトラブルを起こしたり、自己肯定感も下がる一方です。
天才病といわれるADHDの詳しい説明は下記記事を合わせてお読みください。
大人ADHDあるある〜不注意編〜
大人ADHDあるある不注意編は以下の通りです。
- 同じ本が2冊ある
- メモのメモが必要
- スケジュール管理ツールが複数ある
- モノを無くして購入した途端モノが見つかる
- 約束や期限を守ることができない
- やる気だけは人一倍あるのに、よくミスをする
- 自分はなんで出来ない人間なんだと悔やむ
- 締め切りが来てから頑張る
- 家を出るときに急に慌てふためく
- 私ちゃんと出来ないなと悩むことがある
- 電車の乗り換えがうまく出来ない
- 財布やバッグからSuicaやPasmoが3枚以上出てくる
- 頑張るところがいつもちょっとずれる
- ケーブルやイヤホンがなぜか複数ある
- 同じ会社に連続でテレアポやメールをしてしまう
- 一人暮らしをするとゴミ屋敷になりがち
- 診察券はよく忘れる(実は失くしている)
- 訪問先のアポ先を思い込みで間違える
- 遅刻や道に迷うことが多くタクシー乗りがち
- 書類や印刷物がぐちゃぐちゃとなってしまう
- PCのデスクトップやファイル管理がごちゃごちゃ
不注意の症状がよく出ると自分ってなんでこんなポンコツなんだろうと感じることがあります。ミスがわかりやすく表に出るので自分のことを責めがちになってしまうので気をつけましょう。
大人ADHDあるある〜多動性編〜
大人ADHDあるある多動性編は以下の通りです。
- 周りと一緒は嫌
- よく道に迷う
- 予定を詰め込みすぎる
- バッグがいつもパンパン
- 行列に並べない
- 話している時、頷きながらも違うことを考えている
- 打ち合わせや会議ですぐ集中力が切れる
- マルチタスクは好きだが苦手
- 実は割と周りに関心がそこまでない
- 意思決定が極端「0か100か」
- 同じ服やバッグを使い続ける
- 目標を立てるのは好きがが、忘れる
- 極論を言って、周りに誤解を受けられやすい
- エアコンや車の音が気になって集中できない
- 雑談が苦手である
- 使いかけのものがたくさんある
多動性の自分はとにかくじっとしてられず、うろうろしてしまう癖があります。
たとえば筆者は行列に並ぶことができません。その日は絶対人気ラーメン店に行こう!と決めて現地で行列を見ると萎えてしまい、近くのカレー屋さんに入っていたりします。(それはそれで案外満足してます)
大人ADHDあるある〜衝動性編〜
大人ADHDあるある衝動性編は以下の通りです。
- 優先順位をつけるのが苦手
- 買うものリストの数がとんでもない
- ADHDの方の辞書に「心配」という言葉はない
- 本を大量に一度に購入して読まない
- 段取りが苦手で一人で突っ走りがち
- 「あとでやろう」を楽観視しすぎている
- 急に夜にやりたいことを思いついたり、外出したくなる
- 新しいことにはすぐ飛びつく
- 「早とちり」や「思い込み」で動いていることがある
- ありがた迷惑な行動や仕事をしてしまうことが多い
- 1秒前の行動が思い出せないことがある
- 衝動買いをついついしてしまう
- ちょっとしたことでイラッとしてしまう
衝動性の特徴がひどくなると人間関係を悪くしてしまいます。衝動的に早とちりや思い込みでつい余計な一言や空気が読めない発言をしてしまう傾向があります。
【対策】大人ADHDあるあるな悩みを解決する方法
これまでADHDあるあるをみてきて、少し不安になった方もいるかもしれません。
そこで症状をおさえるための方法を症状別に紹介します。しかしながら、大前提はADHDの場合は医師と相談の上治すようにするのが一番です。
私が実践しているものも含めて紹介しますので少しでも参考にしていただければ幸いです。
不注意のADHDあるあるを無くす方法
不注意で厄介なのはルールを守るということです。
ADHDあるあるをなくすポイントは大きく3つあります。
- ミスが起きそうなものは仕事は出来る限りマニュアル化・チェックシートをつくる
- 無理な約束や時間配分をしない
- 失くしてもいいや、忘れてもいいやという楽観性を捨てる
仕事をしていくとついつい忘れるものはあると思います。そのために、やるべきことをマニュアル化したり、チェックシートもしくはTODOメモをパソコンに貼るなどしてミスを減らすことができます。
そして、忘れてもなんとかなる、失くしてもいいという楽観性は無くして何か自分にペナルティを課すなどしてミスしない仕組みを導入するのも良いですよ。
多動性のADHDあるあるを無くす方法
多動性は好奇心旺盛でチャレンジングな側面があると言えます。そのため、多動性そのものを無くしてしまうと良い部分まで損なわれてしまいます。そのため、まず多動性により起こっている悪い事柄をまとめることが重要です。
多動性の特徴として、投げやりにしてしまう癖があります。
そのために、重要なポイントが3点あります。
- サポートしてくれるパートナーに観察してもらう
- 新しいことを始める際の良い面と悪い面を洗い出す
- 自分のできないこととできることを区別する
自分の行動を観察して助言をしてくれる人がいると、常に行動を微調整することができます。それはビジネスパートナーでも家族でも良いでしょう。
どうしても新しいことを始める際のメリットを過大評価し、時間がなくなる、費用がかかるなどのデメリットを過小評価しがちです。デメリットにも目を向けることで自分の行動の抑止になるでしょう。
そして、自分のできることとできないことを区別し、自分が注力するべき範囲を見極め、できない範囲は周りに委ねてみるという選択もおすすめです。あくまでも無責任な投げやりは良くないので気をつけましょうね。
衝動性のADHDあるあるを無くす方法
衝動性は決断力があってスピーディーに物事を判断できる側面もあります。
だからこそ、変化が激しい環境に身を投げるという選択は衝動性の強い自分にマッチする可能性は高いです。
しかし、その変化が激しい環境で仕事をすると不注意におけるミスも目立つので気をつけましょう。
【まとめ】大人ADHDあるあると上手に付き合おう
いかがでしたでしょうか。
この記事では大人のADHDあるあるを50個紹介しました。みなさんはいくつ当てはまりましたか?
しかしながら、ADHDの疑いを感じたら悩まず病院に行くことをおすすめします。ADHDと診断をしっかり受けるだけでも心がどこかスッキリしますよ。
それではこの記事をきっかけに大人ADHDとうまく付き合っていきましょう。
大人のADHDに役立つグッズもまとめた記事もあわせてお読みください。