私、ADHDなのですが、よく周りに話し方が独特と言われるのですがどこがですか
ADHDの彼氏と話していると、話が飛んでイライラします。
ADHDの方は話し方が独特だね!と言われることがよくあります。
ADHD(注意欠如・多動性障害)は発達障害の一つであり、「不注意」「多動性」「衝動性」の3つの特徴を持っています。話し方もそういった症状の特性が反映されます。
この記事ではADHDの話し方あるある8つをADHD当事者のエピソードも交えて紹介します。あくまでも筆者が考えるあるあるになりますので、全員にあてはまるわけではありませんのであらかじめご了承ください。
それではさっそくみていきましょう。
ADHDの話し方あるある8選
ADHDの話し方あるある8選は以下のとおりです。
- 話がコロコロ変わる
- 思ったことをすぐに口にしてしまう
- 話すスピードが速い
- 話しの途中で割り込む
- 頭の回転に口がついていけなくなる
- 声がなぜか大きい
- 同じ話を何度もする
- 落ち着きがない
それでは一つずつ筆者や筆者の知人のエピソードを交えて解説いたします。
ADHDの話し方あるある①「話がコロコロ変わる」
ADHDの話し方あるあるの代表例として、話がコロコロ変わって、話が飛ぶが挙げられます。まるでマジカルバナナのようにカフェの話題→チョコレートといったコンビニスイーツ→コンビニといえば雨の日雨宿りした話…と文脈関係なく、言葉の連想ゲームが始まってしまいます。
特に目的のない雑談であればいいのかもしれませんが、それでも話が飛んでしまうと、聞いている側も疲れてしまいますよね。
筆者もよくあるのが最初に話したかったことを忘れ、どんどんマジカルバナナの言葉の迷路にはまってしまい、「あれ?なんの話をしてるんだっけ?」と相手に聞くことがあります。
話の結論を意識して会話できるといいですね。
ADHDの話し方あるある②「思ったことをすぐに口にしてしまう」
ADHDの話し方あるあるとして2つ目は「思ったことをすぐに口にする」です。
これは「衝動性」の特徴が強く影響されていると考えられます。
ADHDの方は頭に思い浮かんだものはすぐに発散したい衝動に駆られるので、決断力がある側面とも捉えることができたりします。
しかし、無謀なことだったり、空気が読めないことを平気で言ってしまうので周囲はいつもヒヤヒヤしています。
筆者は学生時代よく手を上げて発表する子でした。しかし、悪気はないのですが、授業のやり方を非難したり、担任の先生の揚げ足をとるような発言をしてしまい、先生をよく怒らせてしまうことがありました。
空気が読めないのは辛いですね。
ADHDの話し方あるある③「話すスピードが速い」
ADHDの話し方あるある3つ目として「話すスピードが速い」です。
筆者は「じっとしてられない」という「多動性・衝動性」が影響しているものだと考えます。
特に本題の話や感情的になりやすい話をする際に顕著に話すスピードが速くなります。
たとえばプレゼン発表の場、会議や商談の際、自分が得意なことや話したい話題を喋るときに限って話すスピードがぐーんと速くなってしまい周囲を困らせてしまいます。
筆者の場合は社会人になり営業職になり、自分の声をボイスレコーダーでとって話す訓練をしました。学生の時は気づきませんでしたが、社会人になってあれ?相手に伝わってないぞ!思うようになり話すスピードも意識するようになりました。
ADHDの話し方あるある④「話しの途中で割り込む」
ADHDの話し方あるある4つ目は「話の途中で割り込む」です。途中で話を割り込まれた側はあまりいい気分ではないですよね。
自分でまとめていて辛いですが筆者もよくあります。この割り込みには4段階あると考えてます。
本当に悪気はないんですよね。昔お付き合いしてた彼女に「あなたのうんうんは聞いてないという合図だと思っている」と言われた時はショックでした。
ADHDの話し方あるある⑤「頭の回転に口がついていけなくなる」
ADHDの話し方あるあるの5つ目として「頭の回転に口が追いつけなくなる」ことがあります。
筆者も昔よりは無くなりましたが、早口で話しながら途中もごもごしちゃうときがあります。
頭がいわゆるどんどんお花が咲いていて、咲くスピードにお花を積むスピードがまったく追いついていない状態です。
アイデアがどんどん出てくるところはADHDの良いところなのですが…。考えながら話すことをできる限りせず、まとめてから話せるとトラブルも減りそうですよね。しかし、話すことでアイデアが湧いてくるというのであれば話は別になりそうです。
ADHDの話し方あるある⑥「声がなぜか大きい」
ADHDの話し方の6つ目として「声がなぜか大きい」という点があげられます。
声が大きいというよりは、周りの音を気にしなくなり、自分が話すことだけに集中しているとも捉えることできます。
そのため、カフェやレストランで会話しているとついつい声大きいよと注意されることがあります。そう言われても当事者にとってはボリュームの「ちょうどいい」がよくわからないんですよね…。
ADHDの話し方あるある⑦「同じ話を何度もする」
ADHDの話し方あるあるの7つ目は「同じ話を何度もする」です。不注意と多動性の特性が反映されていると考えられます。
まず話したことを忘れてしまっているという不注意さと、自分の関心のあることはとことん話したいという点に多動性を感じますよね。
ADHDの話し方あるある⑧「落ち着きがない」
ADHDの話し方あるあるのラストは「落ち着きがない」です。
子どものADHDの特徴でも代表的である「落ち着きなさ」は大人になっても出てしまうことはあります。
多動性や衝動性の特徴が影響して、ソワソワしてしまったり、話に対して退屈そうになってしまったり、終始落ち着きがありません。
筆者はないのですが、貧乏ゆすりや体が動いてしまったりするケースもありますよ。
(実は筆者もわからないだけであるのかもしれません。)
【まとめ】ADHDの話し方の特徴を理解しよう
いかがでしたでしょうか。
今回は、ADHDの話し方あるあるを8つ紹介しました。
ADHDの話し方の特徴を知ることで当事者の方は気をつけるようにして、周りにADHDの方がいる場合はこの記事で紹介したポイントを考慮しておくと良いでしょう。
ADHDの話し方の特徴を一人でも理解することによって生きやすい社会になりますように。
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