みなさんは、医師にウソをついたことはありますか?
「え!ウソなんてつくわけないじゃん!」と普通は思うかもしれませんが、筆者のちょっとした疑問で精神疾患や発達障害の方はどうなんだろう?と思い調べてみました。
今回は双極性障害とADHD持ちの筆者がTwitterを活用したアンケート結果も踏まえて、そういった素朴な疑問に回答しながらアンケート回答結果を深掘りしていきます。
それではさっそくみていきましょう。
自分の発言によって治療法が変わるのでは?という疑問
筆者は2週間〜1ヶ月に1回心療内科に通院しており、基本的には薬物治療の経過報告を医師にしています。その会話の中で医師が今後の薬物治療の指針や行動をアドバイスしてくださいます。
しかし、体調の変化や感情・行動の違和感って同じ状態でも伝え方を変えるだけで医師の判断は変わるのでは?と思うことがあります。
筆者はウソをつく必要性もなかったので真実のみの医師への報告をすることにしてますが、ケースによってはウソも正義になる場合もあるのではと疑問を感じ、Twitterで周りの皆さんにアンケートを取ってみることにしました。
精神障害・発達障害を抱える方にアンケート
実際にTwitterで精神障害や発達障害を持っている方にアンケートを取ってみました。
結果は以下のとおりです。
【精神障害や発達障害の方】
初診や通院の際に医師に対してウソをついたことはありますか?— ポンコツドリップ® | 双極性障害とADHD (@ponkotsudrip) March 4, 2022
アンケート回答母数が33(結果だけ見る人を省く)とかなり少ないので確らしさは薄いのですが、有効回答数33のうち、ウソをついたことがある方は17名、ない方は16名とウソをついたことがある方が半数以上いることがわかりました。アンケートをとる前は、20%くらいかなと思っていたのですが想定より多かったです。
初診or通院、発達障害or精神障害で分けてアンケートをしても結果は変わりそうな気がしています。
アンケートにご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。
医師にウソをついたことがあるというネットの声
医師にウソをついたことがあるというネットの声をあげてみます。
私自身は、ウソといいますか…一度初診でADHDの検査をして結果を全く聞かずに2回目の通院をしなかったことがあります。(引越しのため)
当事者それぞれにいろんな事情はありそうですよね。ウソをついて、障害年金を不正受給するということは良くないと思いますが、嘘によって平和がもたらされるケースもあるようです。
【まとめ】精神障害・発達障害者が医師にウソをついてしまう理由
もちろんウソをつかずに真実のみを話している方も多くいると思います。この記事ではどっちが偉いという議論はしていないのであしからず…。
精神障害・発達障害者が医師にウソをついてしまう理由のまとめは以下のとおりです。
- 入院・薬が増えるのが嫌だから
- 会社や引っ越しなど生活に影響が出るため
- プライド
確かに私も医師に、「どうですか?気分は?」と聞かれ、「最悪です」と答えたら、薬の計画が変わりそうですもんね。
ウソによって心の平和が保たれるときもある。でも…
いかがでしたでしょうか。
障害と診断されることによって変わるもの、変わらないものはありますよね。
だからこそ、医師と向き合っていると変わることへの拒絶反応からウソをつきたくなってしまうことがあるようです。そのウソが平和をもたらすこともあれば、ウソで真実を塗り固めてしまいもっと悪い状況になる可能性も孕んでいますよね。
そのためにも自分の心の違和感に素直になり、しっかりと包み隠せず話せる医師と出会えると良いですね。