【最新】ADHDを深く知る気になる論文5選を簡単に紹介!

発達障害

ADHDをもっと学術に理解したいです

ADHDの彼氏を理解してサポートしたいのですが、何かおすすめのADHDに関する論文はありませんか?

ADHDとは不注意・多動性・衝動性の3つの症状が特徴の発達障害です。

今回はADHDに関する気になる論文を5つ紹介しながら、ADHDの理解を深めていきたいと思います。

この記事はADHDと双極性障害持ちの筆者のコメントを添えてお届けいたします。

それではさっそくみていきましょう。

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ADHDを深く知る論文5選

ADHDに関する論文は多く出ております。その中で筆者が気になった論文を5つ紹介します。

気になった論文は以下のとおりです。

  • 子どもの入眠時刻とADHD症状と関連
  • ADHDの人はわずかに脳が小さい
  • スマホの通知は「ADHD」に似た症状を引き起こす
  • ADHD&ASDは精神疾患を併発しやすい
  • 魚や野菜、果物などの豊かな食生活がADHDを改善する

それでは詳しく一つずつみていきましょう。

子どもの入眠時刻とADHD症状と関連

名古屋大学から、ADHDと睡眠習慣に関する研究結果が発表されました。

研究の結果、8~9 歳の子供では、入眠時刻が遅いほどADHD症状が強くなることがわかった。また、ADHDの遺伝的リスクによって、入眠時刻がADHD症状に及ぼす影響が異なることも明らかとなった。遺伝的リスクが高い子供よりも低い子供のほうが、入眠時刻の遅さがADHD症状に深く関連していたのだ。

出典:子供の入眠時刻がADHD症状に影響…名古屋大ら|リセマム

たしかに筆者もゲームなどに夢中になり、徹夜してしまう日もあり、入眠時刻は極めて遅かったです。(影響あるのでしょうか?)

なお研究報告では、ADHDと診断されている場合でも、過剰にADHDと診断され、睡眠習慣を適切に評価をする必要性が語られています。

つまり本来はADHDではなく、睡眠不足などが原因で不注意などが目立つケースがあるということですね。いずれにしてもADHDと診断された場合、睡眠習慣も整えると良さそうですね。

ADHDの人はわずかに脳が小さい

筆者としては驚きの研究結果です。脳がわずかに小さいと言われて、多少不安を感じてしまいますが、研究結果をみていきましょう。

今回の研究では、4歳から63歳までの被験者らにMRIスキャンを受けてもらい、その結果を分析。脳スキャンの画像から、脳全体および障害に関連すると考えられている7つの領域の大きさが測定された。その結果、ADHDと診断された人の脳では、全体そして5つの領域がより小さいことが確認された。

出典:ADHD、脳の大きさにわずかな差 大規模研究で確認|AFP BB News

差は極めて小さいということだそうですが、今後の研究も注目ですね。

スマホの通知は「ADHD」に似た症状を引き起こす

スマホを使う私たちにとって気になる研究報告があります。

カリフォルニア州で開催された「ヒューマン・コンピューター・インタラクション」会議で発表された研究結果は以下のとおりです。

【スマホ調査】
対象者:大学生221名
期間:2週間
【結果】
ベル音やバイブレーションによる通知機能をオンにしていると、そうでないケースより不注意・多動の症状が多い

しかし、この結果は実際のADHDと異なると強調しています。

この研究結果から筆者は、スマホの多用によって不注意が促進され、仕事や学業でトラブルを起こして、ADHDと過剰に評価され診断されてしまうのではと思いました。(どうなんでしょう?)

デジタル社会の中で、スマホやIoT機器は便利ですが、改めて正しい使い方が大事になってきそうですね。

出典:スマホの通知は「ADHDに似た症状」を引き起こす:研究結果 | WIRED

ADHD&ASDは精神疾患を併発しやすい

ギリシャ・国立カポディトリアコス・アテネ大学のArtemios Pehlivanidis氏らは、成人ADHDおよびASD患者では精神疾患の併存率が高かったと発表しています。

・各群における精神医学的診断の生涯併存率は以下のとおりであった(p=0.004)。
●ADHD群:72.8%
●ASD群:50%
●ADHD+ASD群:72.4%
●NN群:76.1%
・すべての群において、最も頻繁に併存する精神疾患は、うつ病であった。
・ADHD群と非ADHD群(ASD群+NN群)の間における精神疾患の併存パターンは、物質使用障害でのみ統計学的に有意な差が認められた(p=0.001)。
・双極性障害の割合は、ASD群と比較し、NN群で有意に高かった(p=0.025)。

筆者もADHDと双極性障害持ちです。確かに周りを見ていても多い気がしますね。

出典:新たに診断された成人のADHDおよびASDに併存する精神疾患 | Care Net

魚や野菜、果物などの豊かな食生活がADHDを改善する

ADHDの子どもがヘルシーな食事を摂取すると症状が改善されるかもしれない論文が、米小児科「ペディアトリクス」で紹介されています。

ADHDに関しては未だに原因は解明されていませんが、糖分や脂肪分の多い食事を摂ると症状が悪化するという研究も発表されています。

今回の論文では、魚や野菜、果物などのヘルシーな食べ物を摂ると改善されるという可能性に留まっていて、糖分や炭酸飲料がADHDの症状を悪化するという証明はとれなかったようです。

筆者はとにかく、炭酸飲料を飲んで育ってきました。もしかすると、ADHDに影響しているのでは?と思ってます。またコンビニ弁当や不規則な食生活によって、不注意や多動性・衝動性の症状が悪化した経験があります。

睡眠だけではなく、食生活も大事になりそうですね。

出典:魚や野菜、果物豊富な食生活がADHDを改善する可能性 米研究 | AFP BB News

【まとめ】ADHDの知識をインプットして生活に生かそう

いかがでしたでしょうか。

気になる論文はありましたか?

私が思ったのは、ADHDではない要因によってADHDと診断されて適切な治療ができない問題もあるのではないかなと思いました。

ADHDに関してはまだまだ解明できていないことがたくさんだと思いますので今後の研究に期待したいですね。

筆者がADHDや双極性障害を診断されたきっかけとこれからの意気込みをまとめてますのでよろしければぜひお読みください。

この記事を書いた人
くんポンコツ

田舎から、ぽんこつに綴ります。双極性障害とADHD持ちのぽんこつライター。温泉施設でwebマーケのアルバイトをしながら小さな会社を経営中。来年目標でカフェをつくるプロジェクトを実施中|手網珈琲 | 複業 | ローカル | 二拠点生活 | 東京から地方へ戻り組 | 村育ち | ばあちゃん子 | 30↑

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