私、ADHDなのですが仕事だけで疲れきってしまい、せっかくの休日も遊べません
ADHDの彼氏はいつもぐったり疲れていて心配です。疲れてしまう原因が知りたいです
ADHDは疲れやすい傾向にあります。
筆者はその傾向にあまり気づかずに仕事をしすぎて、気付いたら双極性障害も患い、仕事もできなくなってしまいました。
ADHDは先天性の特性と考えられているため、もとより疲れやすい体・脳であったのです。
この記事ではADHDの疲れやすい理由やその改善方法をご紹介します。
それではさっそくみてみましょう。
ADHDの疲れやすい理由6選
ADHDは「不注意」「多動性」「衝動性」といった症状を持ちつつ、別名天才病とも言われ才能開花して活躍する方も多い発達障害の一つです。
しかし、そのADHDを持った方は一般の方よりも疲れやすいと言われています。
その理由は以下の6つにまとめました。
- 感覚過敏
- 過集中でエネルギッシュすぎる
- ミスや失敗が多く、無駄な行動もしている
- 睡眠障害
- 人間関係のトラブル
- 環境や周囲に合わせるために我慢している
その理由をさらに詳しくみていきましょう。
天才病とも言われるADHDについてまとめた記事もあわせてお読みください。
ADHDの疲れやすい理由①感覚過敏
ADHDは感覚過敏であることが多く、外部からの刺激にストレスを感じやすいです。ちょっとした音や匂い、光などに一般の方よりも気になってしまい、疲れてしまいます。
ADHDの疲れやすい理由②過集中でエネルギッシュすぎる
ADHDの特性である「多動性」「衝動性」によって活動量が他の人よりも多い傾向にあり、過集中という特性もあるため、休まず集中しすぎるということがあります。
例えば、1000円札の野口英世もADHDだったと言われており、寝ずに研究を行っていたという逸話があります。
ご飯ではありませんが、活動も腹八分目が大事ですね。
ADHDの疲れやすい理由③ミスや失敗が多く、無駄な行動もしている
ADHDの特性である「不注意」によって、仕事やプライベートにおいてケアレスミスが多いです。
筆者も仕事では書類関連のケアレスミスが多く、何度も訂正することが多かったです。さらに行政関連の書類提出においては書類不備、必要なものを忘れてしまい、よく施設と自宅を往復しています。
ADHDの疲れやすい理由④睡眠障害
ADHDの約2〜3割の方が、入眠困難や中途覚醒といった睡眠障害を抱えています。
アムステルダム自由大学医療センターの研究者は、「ADHDと睡眠障害は表裏一体のような関係である」と発表しています。
筆者も中途覚醒が多く、悩まされています。睡眠に関する問題はさまざま絡んでいると思うのですが、睡眠はしっかり整えたいですよね。
ADHDの疲れやすい理由⑤人間関係のトラブル
ADHDは空気が読めない発言をストレートに言ってしてしまうことが多かったり、不注意で約束や期限を守れなかったり、何かと人間関係のトラブルを引き起こしてしまうケースがあります。
そのため、疲れを感じてしまいます。
人間関係のストレスはかなりメンタルにきますよね。
ADHDの疲れやすい理由⑥環境や周囲に合わせるために我慢している
ADHDの方は周囲に合わせることが苦手で、疲れるケースは多いです。
例えば、会社の朝の定例ミーティングも他の人以上に億劫に感じてしまうことが多いです。じっとしてられず、今にもオフィスを出ていきたい気持ちでいっぱいです。
筆者の例でいくと高校時代は朝のホームルームに参加するのが気持ち悪くて、いつも保健室で待機していました。
ADHDで疲れないようにするための3つの対処法
ADHDで疲れないようにするために簡単に疲れを改善できたり、ADHDで疲れる原因自体を改善する方法を紹介します。
良質な睡眠をとる
睡眠が不安定だと何も始まりません。良質な睡眠をとるようにしましょう。
良質な睡眠をとるためのアイデアとしては以下の通りです。
- 就寝3時間前までには夕食を終える
- 白湯など寝る前に温かいものを飲む
- 2時間前くらいにぬるめの入浴をする
- できる限り同じ時間に就寝・起床するようにする
- 朝を起きたら太陽の光を浴びる
あえて得意なこと、やりたいことだけを行う(そのための環境をつくる)
ワガママでしょ!と思われるかもしれません。職場においては「あなただけを特別扱いはできない」と言われるかもしれません。しかし勇気を出して職場の人や家族に相談することで自分が働きやすい・生きやすい環境を作れるかもしれません。
あえて得意なこと、やりたいことに挑戦することで成功体験が得やすく、自己肯定感も上がってくるでしょう。
新しいことを始める際はリスクに目を向け、等身大に自分を評価する
ADHDはついつい衝動的に物事を決めて、周りを驚かせたり、先延ばし癖、忘れっぽさによりトラブルも起こしがちです。
新しいことを始める際はリスクに目を向けることで、一瞬立ち止まる必要があります。
人間関係トラブルや仕事上のリスクを自分の特性を等身大に評価することで意思決定を見極めます。
【まとめ】ADHDは疲れやすい!睡眠と挑戦が大事
ADHDは疲れやすいです。ADHDによって蓄積された疲れによって二次障害を引き起こす可能性もあるのでお気をつけください。
今後も、疲れにくい体・習慣つくりをしていきましょう。
それでは本記事を読んでくださりありがとうございました。
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