アカデミー賞のウィル・スミスの行動にびっくりしたけど、ADHDだったって本当?
ADHDの彼氏、たしかに怒りっぽいので、さすがに手を出されるのは怖いです。どうしましょう…
アメリカの俳優ウィル・スミスさんが、米アカデミー賞授賞式でコメディアンのクリス・ロックさんを平手打ちしたニュースが世間を驚かせましたよね。
実はそのウィル・スミスさんはADHDと言われています。
怒りっぽくなる障害として「双極性障害」「ADHD」「PMDD」が挙げられます。
出典:怒りがコントロールできない…これって病気?病院は何科? | Medicalook(メディカルック)
筆者は双極性障害とADHDを患っているために怒りっぽさ度が高いですね。
しかし、ウィル・スミスさんが一概にADHDが原因で平手打ちまでをするということは言えませんが、明日は我が身。
この記事ではADHDが怒りっぽくなる原因から対策法まで紹介します。
怒りっぽさをコントロールすることで生きやすくしていきたいものですよね。
それではさっそくみていきましょう。
この記事でわかることは以下のとおりです。
- ADHDは二次障害として、怒りっぽくなることがある
- ADHDにアンガーマネジメントが有効
- 怒りを抑えるには6秒が鍵
ウィル・スミスさんはADHD!?
ウィル・スミスさんは、幼少時代から「落ち着きのない」「じっとしてられない」「注意散漫」「教科書を読むのが苦手」と告白しており、今であればADHDと診断されてもおかしくないです。
他にも以下の有名人がADHD公表もしくは疑いがあります。
- 長嶋茂雄
- 黒柳徹子
- さかなクン
- ジミー大西
- 米津玄師
- 深瀬慧(SEKAI NO OWARI)
- 眞鍋かをり
- 徳井義実
- みやぞん
ADHDが怒りっぽくなる原因
次にADHDが怒りっぽくなる原因を4つに分けて紹介します。
あくまでも怒りっぽくなるのは二次障害としてです。
易刺激性
易刺激性とは、些細なきっかけで周囲に対して不機嫌な態度を示すことです。その中で特に怒りっぽいことを「易怒性」といいます。
ちなみに易刺激性や易怒性はすべての精神障害でみられると言われています。
筆者の場合は、少年時代はかなり荒い様子でした。家族に対して怒ると自分の部屋の壁を殴ってしまったり…よくないですね。
脳内多動で脳に疲れが慢性的に溜まっている
ADHDの方は常に脳が激しく動いており、本人は気付いてないかもしれませんが、相当脳が疲れていることがあります。誰でも疲れているとイライラしがちになりませんか。そのイライラから人間関係が悪くなるとさらに悪循環ですよね。
筆者の場合は、イライラがエネルギーになって頑張れるという謎の勘違いがありました。
平均睡眠3時間で毎日仕事している結果を出しているような感覚もあったのですが、しっかり睡眠をとって仕事をした方がさらにパフォーマンスは高かったかもしれません。というより、常にイライラしていたので周りはいい気持ちはしなかったと思います。
うまく対応できずパニックになっている
ADHDの頭の中はごちゃごちゃです。問題が起きたときに理解できず、思考停止になることは多いです。問題となる原因を論理的に理解できないと、不の感情が溢れ出てきますよね。
そのため、周りからなんでこの人は怒ってるのだろう?と理解されないことも多いかもしれません。怒ったり、不機嫌な態度を取れば周りも理解してくれると思ったら大きな間違いです。
ADHDの頭の中がごちゃごちゃであることをまとめた記事もよかったらお読みください。
衝動的な行動が周りからの反発をもらう
ADHDは衝動的な行動をして、周りを振り回すことが多いです。そのため、助言や反発をもらう機会も多いです。素直であればいいのですが、ADHDの方は自分のこだわりを特に大事にすることもあるので、プライドを汚されると感情が爆発してしまうことはあるかもしれませんね。
ADHDの怒りっぽさへの対策
ADHDで怒りっぽくて悩んでいる人も安心してください。しっかり向き合うことで怒りを軽減することができます。今回は3つの対応策を紹介します。
怒りに気づいたら6秒数える
怒りの感情は「大脳辺縁系」で生まれ、前頭葉で抑える構図となっています。その怒りの派生から理性が発動するまでの時間が、約6秒と言われています。
つまり、衝動的に怒らないようにするためには、その「6秒の間」を我慢するといいのです。
「6秒の間」は以下の行動をするとさらに怒りを鎮めることができます。
・怒りを点数化する
・2、3回深呼吸する
出典:キレないためには“6秒”待て…それでも「怒る必要のあること・ないこと」の見極め方
しっかりと毎日、睡眠時間をとる
不規則な睡眠時間だと脳内疲労が取れず、イライラしやすい頭となってしまいます。しっかりと睡眠時間をとることで感情をコントロールする脳を癒やすことができるでしょう。十分な睡眠が常に気持ちもポジティブで怒りやすい場面も作りにくくするでしょう。
最適な睡眠時間は人それぞれとなりますが、私の場合は7時間がベストです。8時間以上寝た場合だと逆に何もやる気がしなくなってしまうような気がしています。
アンガーログをつける
アンガーログとは怒りの記録です。怒りを見える化することで、不要な怒りをコントロールすることができます。
記録する内容は「日時」「場所」「何があったか」「思ったこと」「怒りの強さ」です。
ログをとっていくことで自分の怒りの傾向を分析することができます。傾向がわかると対策もしやすいですよね。
【まとめ】ADHDの自分を理解して、怒りをしっかりコントロールしよう
いかがでしたか。
この記事ではADHDが怒りっぽくなる理由から対策法まで紹介しました。
筆者は幸い、療養している今は怒ることはあまりないのですが、仕事に本格的に復帰するとやはり「怒りのコントロール」は大事だなと思っています。
しっかりと自分の傾向を理解して、自分をコントロールしていきたいですね。
それではこの記事を読んでくださりありがとうございました。
大人のADHDに役立つグッズもまとめた記事もあわせてお読みください。