リエゾンーこどものこころ診療所ーを原作漫画全巻読んだ発達障害ライターが語る!

発達障害

人気漫画「リエゾンーこどものこころ診療所」が、いよいよテレビ朝日にてドラマ化されます!
毎週金曜日よる11時15分~(一部地域を除く)1月20日スタート!!
なんとあの「Dr.コトー診療所」脚本家・吉田紀子さんの最新作となります。
この物語の舞台は「児童精神科」。発達障害・ADHDに関心のある人は必見です。

リエゾンファンの筆者自身も、ADHDとASDを抱えながら発達障害児の子育てをしています。
全巻購入し読破しました。楽しみに指折り数えていたリエゾンドラマ化。
今回は、リエゾンがどんなお話でどんな登場人物がいるのか、リエゾンの魅力をたっぷりお伝えします!

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リエゾンーこどものこころ診療所ーとは

名作漫画「コウノドリ」を生んだモーニングから新たなる名作「リエゾン」が生まれました。舞台は児童精神科。様々なこころの問題や発達障害をかかえる子どもたちが来院します。原作は竹村優作、漫画はヨンチャン。全国学校図書館協議会選定図書にも選ばれている作品です。生きづらさを抱える子どもとその親にまっすぐ向き合う医療ドラマです。キャストは山崎育三郎、松本穂香、栗山千明と豪華です。

リエゾンってどんな意味?

そもそもリエゾンとは“リエゾン”とはフランス語で「連携・橋渡し・つなぐ」を意味する言葉です。 精神心理面の問題を抱えた患者さんに対して、精神医療と身体医療をつなぎ、担当各科の医師や看護師と「連携」しながら「心のケア」を行なっています。こうしたチームを日本の現場でも精神リエゾンチームなど、リエゾンという言葉が使われています。

挿入歌はTWICEの日本人メンバーユニットによる新曲「Bouquet」

グローバルで活躍するTWICEの日本人メンバーのモモ、サナ、ミナによるユニットによる新曲「Bouquet」がドラマ「リエゾン」の挿入歌です。

なかなか3人だけの日本の活動も珍しいですよね!3人のハーモニーも必見ですね!

ドラマのあらすじ  リエゾンーこどものこころ診療所ー

郊外の児童精神科さやまこどもクリニックでは、発達障害など生きづらさを抱える子どもとその家族に日々向き合って診察を行っています。

大学病院の小児科で研修を受けていた研修医・遠野志保(松本穂香)は、ドジでおっちょこちょい。この日も遅刻をして教授に呼び出されます。
そこで実は志保が重大な医療ミスにつながり兼ねないミスを犯していたことが判明。
教授から医師になることをあきらめろと言われてしまいます。

ショックを受け愕然となりながら、志保はある場所へ向かいます。

幼いころケガをしては、親に内緒で訪れていた郊外の「りえ・こども診療所」。
訪れるたびに院長の佐山りえ(吹雪ジュン)に優しく対応してもらっていました。

久々に訪れると診療所は「さやま・こどもクリニック」となっており…。
中に入るとクリニックに通う子どもたちとその親が集まってクリスマス会が開催されています。志保も看護師や心理士に招かれるままに参加することになりーーー。

引用 ・金曜ナイトドラマ リエゾンーこどものこころ診療所ー|ストーリー

漫画のあらすじ リエゾン ーこどものこころ診療所ー

ドラマとの相違点として、志保が「さやまこどもクリニック」にたどり着く過程があげられます。
小児科の研修が終わった志保の唯一決まった次の研修先は地方にある児童精神科の「佐山クリニック」でした。そこで院長の佐山卓に「あなたは発達障害、ADHDです」と告げられる志保。
自らも発達凹凸を持つ佐山卓と、研修医の志保。
心に生きづらさを抱える子どもたちとその家族に真っすぐに真摯にむきあっていきます。
ドラマではクリスマス会が出てきますが原作には出てきません。どのようなお話になるのかドラマならではのストーリーも楽しみですね。

ぜひ原作の漫画も読みたいという方もAmazonでポチッとして、ドラマと並行してご覧ください。

リエゾンの登場人物とキャストの紹介

ドラマ化決定のニュースを聞いた時主人公の二人がとてもピッタリでナイスキャスティングでした。これはかなり期待できますね。発達障害の子どもたちや家族を支える難しい役をどう演じてくれるか楽しみです。それでは、各登場人物とキャストのご紹介をします。

佐山 卓(山崎育三郎)

さやま・こどもクリニックの児童精神科医。院長。
自らも発達障害(ASD)を抱えている。実家は総合病院だが、叔母のクリニックを引き継いでいる。家族からは総合病院に戻るよう言われているが、患者やその家族と向きあう時間を大切にしている。チェロが趣味。穏やかで優しくいつも冷静な判断をするイメージの佐山先生役には、山崎育三郎さん。

CM動画を拝見しましたが、語り口調も佐山先生そのもの。ミュージカル俳優としても名高い山崎育三郎さんが、どのように佐山先生を演じるかワクワクします。

遠野 志保(松本穂香)

ドジでおっちょこちょいな研修医。
寝坊、遅刻、忘れ物は日常茶飯事。大学病院の研修中、重大な医療ミスにつながり兼ねないミスを犯す。教授から医師になることをあきらめろと言われてしまう。佐山との出会いで自身もADHDを抱えていることを知る。自身のADHDを受け入れながら患者目線で子どもたちと向きあう。子どもが大好きで子どもたちからも信頼されている。

テレビ朝日ドラマ初主演となる若手実力派女優・松本穂香さん。穂香さんのひたむきさと真っすぐな瞳は志保先生にしか見えません。落ち着きのなさもチャーミングに見える志保先生をどう演じてくれるのでしょうか。乞うご期待です!

向山 和樹(栗山千明)

さやま・こどもクリニックの臨床心理士。
クリニックにも勤務しながら小学校などでスクールカウンセラーとしても活躍する。かなりクールな一面がありますが、心やさしき佐山卓の理解者である。

まさにクールビューティーで凛とした栗山千明さんはピッタリだと思いました。山崎育三郎さんとの掛け合いも楽しみです。

川島 雅紀(戸塚純貴)

訪問看護ステーションで働く看護師。
一見チャラチャラしているように見えますが、仕事には誠実。
さやま・クリニックと連携しながら訪問看護を行います。

川島役には人気俳優戸塚純貴さん。ちなみに「とづかではなく、とつか」です。

市川 渚(是永瞳)

さやま・こどもクリニックの受付担当。
ワケアリのシングルマザーです。

市川役は、是永瞳さん。是永さんは女優デビューは同じくテレビ朝日の医療ドラマ「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」です。

佐山りえ(風吹ジュン)

佐山卓の叔母。かつて小児科・心療内科「りえ・こども診療所」を営んでいた。志保が小さいときにりえ先生の元に通っていた。

佐山りえ役には風吹ジュンさん。全てを包み込むような優しい役にハマり役だと思います。

引用 ・金曜ナイトドラマ リエゾンーこどものこころ診療所ー|相関図キャスト

【感想】リエゾンーこどものこころ診療所ーの原作漫画全巻読んだ発達障害当事者の筆者が語る

筆者の息子も児童精神科に通院しております。児童精神科が舞台の漫画ということでリエゾンに興味を持ち読み始めました。
ADHD等の発達障害をはじめとする心の生きづらさを抱えた子どもたち。それを支える家族にもスポットライトがあたっており、登場人物一人一人の描写がとても丁寧に描かれている作品です。
また主役の先生方もそれぞれ大人の発達障害を抱えています。
大人のADHD、ASDという当事者の立場でも共感を得られ、また発達障害育児を子育てしているママ目線でも非常に共感することが多かったです。
それでは、リエゾンのおすすめポイントを3点にわたってお伝えします。

【おすすめポイント①】大人のADHDやASD当事者の方々へ

主人公の佐山先生はASD、志保先生はADHDです。発達障害のお子様を育てている方はもちろん、大人の発達障害当事者の方々にも是非見ていただきたいドラマです。
原作で志保先生が友人にADHDをカミングアウトする回があるのですが、筆者も自分に重なり号泣してしまいました。ドラマで実写化されるかはまだ分かりませんが、是非とも入れてほしいシーンのひとつです。子どものころを思い出して泣いたりハンカチ必須ですが、大人のADHDやASD当事者の方々にもかなり感情移入できる作品だと断言できます!

【おすすめポイント②】発達障害児や保育に関わる方へ

最新刊10巻の感覚統合の話が発達障害育児の全てを物語っています。
感覚統合は、勉強しても結構奥が深くむずかしいのですが、初心者にも分かりやすく描かれていて勉強になりました。発達障害育児や保育等にかかわっている全ての方々に見ていただきたいお話です。主要キャストに言語聴覚士の凛先生が出ているので、実写化の期待大です。感覚統合の回に出てくる男の子が息子に重なり、お父さんお母さんの気持ちなど分かりすぎて涙なしには読めませんでした。

【おすすめポイント③】社会問題に切り込んだダークな要素も

正直なところ、児童虐待やヤングケアラーなど結構ダークなお話も多い原作です。
一話完結系なのでハッピーエンドや感動するお話も多いですが、子を持つ母とては目を覆いたくなるシーンもあります。どこまでドラマで切り込んでくるかまだ未知ですが、登場人物の伏線にも繋がるのでリエゾンを語る上で大切な要素です。
ダークな描写もある原作ですが、そこには真っすぐ真摯に向き合う先生をはじめとするスタッフの優しさ、関わるまわりの大人の愛情など心揺さぶられるものがあります。
障害当事者ではなくても子どもにかかわる全世代の方々に見ていただきたい素敵な作品です。

【まとめ】リエゾンを見て発達障害と向き合ってみよう

人と人をつなぐリエゾン。このリエゾンを見れば、ひとりじゃない、私だけじゃないきっとあたたかい気持ちになれます。
リエゾンを見て、ADHDやASD等の発達障害と向き合ってみましょう。当事者の方々も、当事者を支える方々にとっても、そこには新たな発見や感動があるはずです。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました。

ぜひ原作の漫画も読みたいという方もAmazonでポチッとして、ドラマと並行してご覧ください。

この記事を書いた人
エビあゆ

ADHDとASDの発達障害と双極性障害を持つママ。自身も発達障害を抱えながら4歳と1歳のASDの子供を育てています。
当事者独自の目線から子育ての記事等をブログで発信。いつか本を出版するのが夢。
発達障害/ 子育て/アラフォーママ

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