【本音】ADHDの二次障害。うつ、不安障害、摂食障害、境界性人格障害を抱えて生きる大変さ

発達障害

ADHD以外に、精神障害を持っているのだけど、関連ってあるのかな?

ADHDというよりは、ADHDの二次障害に悩まされてます

ADHDの二次障害に悩んでいる人、気になる人も多いのではないでしょうか。

みなさんこんにちは!今回ライターをさせて頂くちょこです。

私は26歳で地方に住んでいます。
2021年にADHDと診断され、二次障害の「うつ状態」「不安障害」、寛解済みですが「摂食障害」「境界性人格障害」を過去に持っていたことがり、現在仕事はアルバイトと自営業をしています。

ちなみに二次障害は私が抱えている障害だけではなく、他にもさまざまな障害があります。

私と同じように、ADHDと併発している障害と戦う方も多いのではないでしょうか。そこで今回は【ADHDと二次障害】というテーマに関して「二次障害とはそもそもどんなものか?私が抱える二次障害に関しても紹介します。

それではみていきましょう。

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そもそもADHDの二次障害について

二次障害とは、発達障害などの一次障害を原因として、周囲からの理解を得づらい環境で、繰り返し注意されたり、不安な経験をしたりすることで自己肯定感が下がり、うつ病、不安障害、ひきこもり等の症状が発生している状態。つまり、もとの障害(ADHDなど)から派生して生まれる症状のことです。

一次障害から二次障害が引き起こされる原因はさまざまあります。その一例として発達障害をかかえる人の多くには、自己肯定感の低下や他者から認められたいという気持ちなどから、さまざまな二次障害を引き起こされる場合があります。

ADHDは自分は違う、そう言い聞かせてきた

私は小学校〜大学までずっと障害があるとは言われてきませんでした。いわゆるADHDのボーダー。自分でそうかもしれないと思ったことはありましたが、ちゃんとした検査を受けたのは社会人になってからです。

社会人になって仕事に挫折してから、ADHDと診断されたと言っても過言ではありません。

ただ、いま思えば保育園の時に先生からよく『人の話をちゃんと聞けるようになろうね』や『落ち着きが持てるようになるといいね』と何度も言われてきたことだけは覚えています。

他の人と違うという違和感は感じていたものの、それまでずっと周囲からも『性格の問題』で終わらされてきたし、自分でもそう言い聞かせていました。

思えば大学生の時に二次障害だったと思われる症状が出ていたのです。

私も実際に、いま二次障害に苦しんでいる1人なので少しでも多くの方と気持ちを共有できたらと思って、今日は私の体験を少しお話ししします。

今回紹介する二次障害を解説

私はADHDを放置をしてしまい、知らないうちに二次障害を引き起こしていたわけですが、私が寛解済みのものも含めて4つ「うつ」「不安障害」「摂食障害」「境界性人格障害」について紹介します。

うつ

うつ状態は気分障害の一つで、日常生活において支障が出るほど気分が出る症状のことを指します。

不安障害

不安障害とは恐怖感や身体的不快感が強まり、さまざまな支障が生じる状態になる症状のことを指します。

摂食障害

摂食障害とは、食事の量や取り方において異常がつづき、心と体の両方に悪影響を与える症状のことを指します。

境界性人格障害

境界性人格障害とは、対人関係において不安定性および過敏性、自己像の不安定性、極度の気分変動、ならびに衝動性の広汎なパターンを特徴とする。

ADHDの二次障害におけるうつとは?

「うつ状態」に関しては、ADHD特有の飽きっぽさから、仕事を転々としていて「もう私どこにいってもダメだ」という気持ちからうつ状態と診断されてしまいました。

お金がないから働かなきゃいけない、でも働きたくても働けない、どこにいっても自分はすぐみんなに嫌われると思い、不安になることが多いので周りの人にサポートしてもらいつつ、いまは休息期間だと思って、ゆっくりゆっくり生活をしています。

あくまでも私の場合のADHDの二次障害におけるうつ状態です。

ADHDの二次障害における不安障害とは?

「不安障害」は、私の場合は、夜寝る前に『夜中に地震が来たらどうしよう』『大切な人が急にいなくなったらどうしよう』と急に不安になったり、『満員電車で座れなかったらどうしよう』という思いから、満員電車に乗れなかったりと日常生活に支障をきたしています。人が多い時にどうしても電車に乗らなければならない時は、ヘルプマークをつけて電車に座らせてもらったり、壁にもたれて我慢しています。

他の工夫としては服薬したり、ラッシュ時を避けるしか方法がないところが辛いところではありますが、なんとか乗り切っています。

ADHDの二次障害における摂食障害とは?

大学生の頃、私は、ダイエットしてキレイになりたいと思い、ご飯の量を減らすところからダイエットを始めました。

するとすぐに効果は現れ、それは次第にエスカレートして1日のカロリー摂取を◯kcalまでと決めたり、何時以降は食べないという「自分ルール」を作ったりしました。

さらにエスカレートしてダイエットの反動で過食に走り、過食嘔吐まで進みました。

結果いまは寛解したのですが、あの時は誰かから認められたいと思っていたり、本当に食べて吐くことで自分を保っていたりしたように思います。

ADHDの方は、私自身もそうですが、何事も待てない人が多かったり、すぐに結果を求める人が多いように感じます。

ADHDの二次障害における境界性人格障害とは?

私が大学生の頃、対人関係の起伏が激しかったり、見捨てられ不安があったりという症状があったので、思い切って心療内科を受診しました。

そこで境界性人格障害と言われました。

大切な周りの人から見捨てられるという不安から、自分を大事にしない行動を繰り返して
周りの人の気をひいていました。

それが今回のように衝動的に誰かを傷つける『境界性人格障害』を引き起こしてしまったり、努力したらした分だけ数字に結果が現れる『摂食障害』になってしまったのかもしれません。

いま思えば、これも不安障害からきていたのかなと自分ではそう思います。
もっというとADHD→不安障害→摂食障害、境界性人格障害と障害の連鎖が起こっていたのです。

【まとめ】実は症状の奥にADHDが黒幕なことがある

社会人になり、『境界性人格障害』も『摂食障害』も寛解した私ですが、
『不安障害』と『うつ状態』はまだ寛解していません。

二次障害になったからといって決して治らないわけではなく、辛く長いトンネルもあるけれどそれを越えれば寛解できる可能性もあるということです。

もしいま、私と同じように二次障害に苦しんでいる方がいれば一緒にゆっくり進んで行きましょう。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

少しでも多くの方に共感してもらえると幸いです。

今の自分の心のつらさをカウンセリングして欲しいという方はオンラインカウンセリング「Unlace」もおすすめです。Unlaceの紹介記事もぜひご覧ください。

この記事を書いた人
ちょこ

ADHDと難病がある20代後半の平凡な女。日々自分に合うことを模索するもすぐ挫折…みなさんの力になればいいなと思っています。

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