障害者雇用のリアルな本音。これから障害者雇用で働く人に伝えたい3つのこと

働き方

障害者雇用で働いてみたいけど、実際働いている人の本音を聞く機会がないんです

ADHDの彼氏は障害者雇用で働いているのですが、気を遣ってしまって私から本音を聞くことはありません。実際どうなんでしょうか

障害者雇用で働くにあたって、不安や悩みを抱えていたりしませんか。

実際のところ、障害者雇用で働く当事者が本音を語った情報は少ないですよね。

そこで今回、実際に障害者雇用で働く私が「障害者雇用のリアルな本音」と「障害者雇用においてよくあるQ&A」について紹介します。

それではさっそくみていきましょう。

障害者雇用のメリットデメリットについてもまとめているのであわせてお読みください。

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障害者雇用のリアルな本音

筆者である私は障害者手帳2級を持っており、統合失調症、発達障害、軽度知的障害の3つの精神疾患を患っています。

過去においても健常者と肩を並べて同じように働くのは大変困難で、仕事が決まっても3ヶ月で辞めてしまうことはよくありました。このままではいけないと思い、自ら障害者支援センターに電話をし面接を受け、今の仕事に就職した、と言う流れです。3ヶ月で辞めてしまっていた私が障害者雇用として半年勤められています。

そんな障害者雇用で働いてみた私のリアルな本音を3つ紹介します。

障害者雇用の本音①最低賃金が多いが、時短で働けるためストレスが少ない

私の場合、幸い最低賃金より高い水準で働けており、ボーナスも出るホワイト企業で働いています。

しかしながらフルタイム、週5勤務が難しいため週4の時短で働いているため、お給料は少ないのが現状です。さらに体調不良で欠勤、早退することもあるので尚更です。

時短であるからこそ自分のやりたいことに費やす時間も増えるので、たとえ給料が低くても幸福度は高いです。

障害者雇用の本音②自分に合った作業内容を任せてもらえる

勤続半年になりますが、求められるスキルも段々と上がってきました。

もちろん雑用のようなお仕事もありますが、頼りにされている仕事を任せられることで自信にも繋がっていきます。障害者雇用と言っても職場によって、作業の内容は様々だと思いますが、自分に見合った作業を振ってくださるので、大変有難く思っています。

職場にもよると思うのですが、私の場合、同じ部署の上司や周りの方々に優しくしていただいており、仕事や環境に対する不満は全くありません。

障害者雇用の本音③障害をオープンにしているからこそ働きやすい

雇用する側はあらかじめ障害者であることをわかった上で雇用しているので、体調が悪くなったり、この作業は自分のスキル以上だな、と感じた時は一般雇用と違って相談しやすいのが利点です。

障害者雇用という枠組みがあるからこそ、私たち障害者にとって働きやすくなるポイントなのではないでしょうか。

【Q&A】障害者雇用が不安になるよくあるポイントに本音で回答

続いて、障害者雇用に対してよくある質問に障害者雇用で企業で働いている私が回答します。

求人はどこも安月給、一般職で働こうか悩んでいる

基本的には障害者雇用は安月給です。最低賃金がほとんどで、月に10〜12万稼げれば高い方です。

しかしながら、「配慮」があります。健常者と肩を並べて、同じように働くことが出来ないのであれば、賃金に関しては仕方ない、と割り切ることも出来ます。

賃金の高さを選んで、配慮の全くないきつい仕事を選ぶか、賃金は高くないけれど、配慮があり安心して働ける仕事を選ぶか。これは自由なので、自分自身とよく向き合って決めていけばいいことだと思います。

一般雇用から障害者雇用に変更は可能か

基本的には障害者雇用というのは障害者手帳を取得している、という前提で話は進みます。障害者手帳を持っていないと、いくら発病、症状が出ていても該当にはなりません。

まずはかかりつけの主治医に相談することから始める、という流れになります。

同じ職場でそのまま障害者雇用に切り替えられるか、企業によると思うので上司に相談してみてください。

障害者手帳を持っていないと障害者として働けないのか

障害者手帳を取得していないと障害者雇用では働けません。障害者手帳を持っているということが働く上では障害者という証になるので、もし症状が酷く、申請を迷っていて、いずれは障害者雇用で働きたいという方は主治医に相談をし、取得への準備をしてみるといいと思います。

職場で障害者として変な目で見られてしまうのでしょうか

私の場合ですが、配慮はしていただいたり、変な目で見られたり嫌なことを言われた覚えがこの半年間で一切ありません。

仕事内容は実力に合わせて振ってくださり、障害者だからといって興味本位で色々聞かれる、なんていうことも無いです。
意外と周りの人たちはそんなに気にしていないのが本当のところです。

障害者雇用で頑張ろうとしている人たちへ

いかがでしたでしょうか。今回は障害者雇用で働く筆者の本音をご紹介しました。

初めての障害者雇用だと、かなり緊張するでしょう。
私も初めは色々な感情で物凄く緊張していました。
障害をオープンにして働くのは、最初は誰でも怖いものです。何度失敗してもいいし、何回質問しても咎める人はいません。

一生懸命自分なりに働いていれば、周りも安心して仕事を任せてくれます。

障害者雇用で働くにしろ、そうではないにしろ、自分なりに自分らしく働けるのが一番です。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

また障害者雇用で働く私が働きやすくするために実践していることを仕事中、休みの日に分けてまとめてます。よかったらあわせてお読みください。

この記事を書いた人
riko

精神疾患持ちダイエッターのライター。ダイエット、美容、自己啓発が趣味です。バンド系の音楽、映画鑑賞、読書、喫茶店も好き。アラサー。ノンバイナリージェンダー。皆様にプラスになる記事を書いていきたいと思っています。

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