【当事者が語る】障害者雇用のメリットデメリットと注意すべきポイント

働き方

初めまして。
璃子と申します!

幼少期から精神疾患を患っており、現在障害者雇用で働いています。
ポンコツドリップさんとのご縁でこの記事を書かせていただくことになりました。

まず、私の障害のことをお話したいと思います。
障害者手帳2級を持っていて、統合失調症、軽度知的障害、発達障害の3つの障害、病気を抱えております。

健常者の方々と肩を並べてお仕事をするには大変な苦労があり、昨年障害者支援センターを利用させてもらい、就職をしました。

現在は事務のお仕事をしており、入社してから5ヶ月経ちましたが、ようやく慣れてきたというところです。

そんな私が、障害者雇用ってどんなものなのだろう?
メリット、デメリットはあるのだろうか?とお悩みの方の力に少しでもなれたら、と思いこの記事を書いています。

そもそも障害者雇用とは

そもそも障害者雇用とは何か、から説明します。

障害者雇用とは、障害者雇用促進法に定められている「障害者雇用率制度」に基づく雇用のことを指します。

障害のある方は、健常者の方と比べて就職をするのが難しいのが現状です。就職が決まっても長く続かなかったり、私もそうでした。
しかし、障害のある方でも自分に合った仕事を見つけることが出来ます。

現在の障害者雇用制度では、原則として障害者手帳を持っている方のみと定義されています。

従来は知的障害者、身体障害者のある方が対象でしたが、2018年4月に改正障害者雇用促進法が施行され、精神障害者の方も対象となりました。

障害者雇用に興味ある方向けに「障害者雇用に特化したサービス」をまとめましたので、あわせてお読みください。

私が抱える発達障害・精神障害について

私が抱えている3つの障害について説明します。

統合失調症

勘違いされがちなのですが、心の病ではなく脳の障害です。簡単に言うと、「考えや気持ちがまとまらなくなる状態が続く精神疾患」で、約100人に1人がかかると言われています。

統合失調症の原因はまだはっきりとは分かっていないのが現状です。
脳内で情報処理が上手く出来ず、神経伝達物質のバランスがくずれることが関係しているのではないか、ということが言われています。

陽性症状と陰性症状があり、陽性症状では、妄想、幻覚、思考障害などが現れます。一方陰性症状では、感情が乏しくなる、思考力の低下、意欲の欠如、自閉などが現れます。

寛解が難しく、一生付き合っていく精神疾患です。

軽度知的障害

知的障害はIQで決まります。IQが約50〜70だと軽度、約36〜49だと中等度、約20〜35だと重度、約19以下だと最重度、となります。

この障害に関しては大人になってから診断されたのですが、納得といった感じでした。
もちろんショックではありましたが、簡単な計算、長時間の読書が苦手だったり、何をするにも他人より時間がかかることばかりでした。

発達障害

発達障害も大人になってから診断されたのですが、幼少期から落ち着きがなく、癇癪(かんしゃく)をすぐに起こし、周りと馴染めず、所謂空気の読めない子供でした。

友達はほとんどいなかったです。(幸い現在は理解ある多くの友達に恵まれております。

障害者雇用で働くメリット4つ

障害者雇用で働くメリットをご紹介します。

障害者雇用で働くメリットは以下のとおりです。

  1. 時短勤務、業務についての配慮がもらえること
  2. 体調が悪くても欠勤、早退しやすい環境
  3. 障害をオープンにして働くことになるので、バレるのでは…といった心配がないこと
  4. 障害者に対する様々な支援制度を利用することができること

時短勤務、業務についての配慮がもらえること

私は現在、9時〜15時の時短勤務で働いています。勤務時間は約5時間ですが、今の自分にはそれが頑張れる最高値です。最初は9時〜16時だったのですが、その1時間がかなりきつく、上司に相談をし、今の勤務時間となりました。

フルタイムは体力的に厳しいな、と感じている方は私のようなケースもあるように会社によっては出来るのでご安心ください。

業務についてですが、苦手な作業や出来そうもない作業は相談をすれば変えてもらえたりすることができます。逆に言えば、自分の得意なことを活かせると私は思っています。

体調が悪くても欠勤、早退しやすい環境

体調を崩しやすいのが精神疾患をもっている私たちの辛いところですが、今の会社の直属の上司にある言葉を言われました。

 まず自分の体調を第一に考えること、無理は絶対にしないこと

その声がけのおかげで気持ちが楽になりますし、休む時も落ち込んだりしなくて済むので、有難いです。

障害者雇用で働くのは、今の会社が初めてですが体調が悪くなり、欠勤をしても次の日に嫌味を言われたり、気まずくなったことは今のところないので、他の会社でも同じようなことがあるのではないか、と思っています。

障害をオープンにして働くことになるので、バレるのでは…といった心配がないこと

障害をクローズにして働いていた時は、とにかく自分が障害者だと知られるのが怖かったです。変な目で見られないか、と神経をすり減らしながら健常者のふりをして働いていました。

今の会社の上司からは、「璃子さんが障害を持っていて、病気であることを理解した上で雇用しているので、心配しないで大丈夫。」など、涙が出るぐらいのお言葉をいただいたこともあります。

障害者に対する様々な支援制度を利用することができること

少しばかり本題からは逸れますが、障害者手帳を持っているとお得なこともあります。
地下鉄やバスの料金が安くなったり、映画がいつも1000円で観れたり、美術館やプラネタリウムなどが安くなります。しかも、同伴者まで安くなるのです!

映画好きの私はかなり利用させていただいています。

障害者雇用で働くデメリット3つ

では次に、障害者雇用で働くデメリットをご紹介します。

障害者雇用で働くデメリットは以下のとおりです。

  1. 求人数が少ないこと
  2. 最低賃金の会社がほとんどなこと
  3. 任せてもらえる仕事内容が軽作業が多くなること

求人数が少ないこと

基本的にはハローワークで求人を探すことになります。健常者の方の求人と比べて、数が少ないなという印象でした。

それでも私の場合は、いい職場に巡り合うことができました。就職を応援してくれた担当者様には感謝しております。

最低賃金の会社がほとんどなこと

求人を見ていると、最低賃金の会社がほとんどでした。やる気のある、フルタイムで働いて稼ぐぞ!というアグレッシブな方がもしいたら、がっかりしてしまうかもしれません。

任せてもらえる仕事内容が軽作業が多くなること

職種にもよるとは思いますが、私の場合、最初の頃はシュレッダーをひたすらかけたり、書類整理がほとんどでした。しかしながら今は色々と教えていただき、自分でも勉強したりしながら、仕事を段々と任されるようになってきました。

どんな職種を選ぶか、仕事内容は自分に合っているのかよく考えてみるといいかと思います。

【まとめ】障害者雇用で働く注意するべきポイント

障害者雇用で働く際に注意すべきこと、自分らしく働くことについてお話しします。

求人数が少ないため、自分のやりたい仕事がなかなか見つからない、といったことがあるかと思います。
私も動き回る接客業ばかりやってきたので、発達障害の多動からずっとデスクに座っている、じっとしている仕事が最初は正直苦痛でした。

でもやっていれば、慣れていきます。
人間には順応性があります。

時短で働いている分、お給料ももちろん少ないですが、自分の時間が増えてダイエットや美容、読書、映画鑑賞など、生活が充実してきました。

いつだって、物は考えようです。

空いた時間で「スキルアップのための資格の勉強をしてみよう!」「今まではやらなかったけれど、早く帰れるから料理に挑戦してみよう!」「ランニングを始めてみよう!」

と考えてみたら、ワクワクしてきませんか?

障害者雇用を理解して自分らしく働いてみよう

多様性の時代になってきているこの世の中で、私たち障害者も生きやすい世の中になってきているな、と最近感じています。

私は今、障害をクローズにして働いていた時よりイキイキと楽しく毎日を謳歌しています。

障害者雇用のメリット、デメリットをよく考えて、読んでくれた方がより生きやすく楽しい毎日を送れることを心から願っています。

お読みくださり、ありがとうございました。

また障害者雇用のリアルな本音についても語ってます。合わせてお読みください。

障害者向けの就活支援サービスもまとめているので参考にしてみてください。

おすすめの就活支援サービスは以下の通りです。

記事にてさらにまとめてますのであわせてお読みください。
この記事を書いた人
riko

精神疾患持ちダイエッターのライター。ダイエット、美容、自己啓発が趣味です。バンド系の音楽、映画鑑賞、読書、喫茶店も好き。アラサー。ノンバイナリージェンダー。皆様にプラスになる記事を書いていきたいと思っています。

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