うつや不眠に効く温泉の見分け方!ぬるま湯やサウナも効果的!

精神障害

温泉入るとなんでリラックスするんだろう

ADHDとうつっけのある彼氏がよくサウナ温泉に行くのですが理解できません。どうしてサウナ温泉に行くのですか?

温泉はゆったりとできて心も体も穏やかな時間を過ごせるものですよね。

しかし、温泉はうつや不眠に効きそうだけど実際のところよくわからない方も多いのではないでしょうか。

この記事では温泉にうつや不眠に効く効果はあるのか、うつに良い入浴法について普段、秋田の山奥で温泉を張っている筆者が紹介します。

この記事でわかることは以下のとおりです。

  • 温泉にはうつに効く効果がある
  • 泉質によって効能が変わる
  • サウナやぬるま湯もうつに効きやすい

それではさっそくみてみましょう。

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そもそも温泉にはどんな効果がある?

日本全国に約3,000箇所ある温泉は泉源によって温泉の効能も変わります。

ところでそもそも温泉にはどんな効果があるのでしょうか。

まずは温泉の効果について紹介します。

温熱効果

温熱効果によって、血流の流れが良くなることで循環機能が高まり、血流が良くなり、代謝も上がります。

血流改善、代謝向上により疲労回復、胃腸の働きが活発になり、筋肉のコリがほぐします。

水圧効果

温泉に入ることで体が水圧を受けます。この適度な水圧を受けることによって、血管を圧迫させることでポンプのような働きとなり、血液やリンパの循環が促進されます。

結果、血液中の老廃物排出や新陳代謝が向上します。

浮力効果

浮力効果は、温泉の浮力によって重力によってかかっている負荷を軽減することを指します。温泉やプールに入ると体が浮いたりしませんか。そのくらい体が軽くなっており、温泉に入ることで体重の1/9程度の負荷しかかかりません。

体全体が軽くなることによって体を普段支えている関節や筋肉が重さから解放され、関節痛や筋肉の疲労などが軽減されます。

温泉はうつに効く!温泉表記の見分け方

温泉に入るだけで「温熱効果」「水圧効果」「浮力効果」を得られることがわかりました。

そして、温泉はうつにも効くと言われています。その理由から精神障害に効く泉質を紹介します。

「一般的適応症」について

適応症とは、温泉療法によって効果をあらわす症状のことです。
そして、どの泉質にも共通して効果があるものを「一般的適応症」と呼びます。

一般的適応症は以下のとおりです。

筋肉若しくは関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関
節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)、
運動麻痺における筋肉のこわばり、
冷え性、末梢循環障害、
胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)、
軽症高血圧、
耐糖能異常(糖尿病)、
軽い高コレステロール血症、
軽い喘息又は肺気腫、
痔の痛み、
自律神経不安定症、ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態など)、
病後回復期、
疲労回復、健康増進

しっかりと自律神経不安症、ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態)と記載されています。また間接的的ではありますが、冷え性や血流改善、胃腸機能の促進、体の疲労回復によって体と脳のストレスも緩和されます。

引用:適応症と禁忌症 | 日本温泉協会

うつ状態には「塩化物泉」「硫酸塩泉」

うつ状態に特に効く泉質としては「塩化物泉」「硫酸塩泉」が挙げられます。

塩化物泉の特徴は、舐めるとしょっぱく文字通り塩の成分が多い泉質です。

筆者が普段張っている温泉も塩化物泉ですが、湯冷めがしにくく、入ったあともしばらくポカポカと温かいです。

硫酸塩泉は、名前に硫酸とありますが特に理科の実験のような刺激の強さはありません。

自律神経不安定症には「二酸化炭素泉」

自律神経不安定症には二酸化炭素泉が良いです。二酸化炭素泉とは日本の温泉全体の0.6%しかない珍しい泉質です。

特徴としてはシュワシュワと肌に二酸化炭素の泡が付着します。

スーパー銭湯でも人工炭酸泉を体感することができる場所も多くあります。

「うつ」や「不眠」を緩和する効果的な入浴方法

温泉以外のうつ」や「不眠」を緩和する効果的な入浴方法を3つ紹介します。

自宅でもできる方法もありますのでぜひ試してみてください。

熱いお湯と水風呂を交互に「温冷交互浴」

温冷交互浴はシンプルにいうと熱いお風呂と水風呂を交互に入る入浴法です。

温冷交互浴による効果は以下のとおりです。

  • 自律神経のはたらきを整える
  • 血流改善
  • 筋肉のむくみ改善、疲労回復
  • 代謝向上

この入浴法があれば自宅でもサウナに近い「ととのう」を体感することが可能ですよ。

入浴方法は以下のとおりです。

【STEP1】全身浴(8分)
【STEP2】冷水シャワー(1分)
【STEP3】休憩(5分)
を3セット

体温に近いぐらいの「ぬるま湯で半身浴」

体温近いぬるま湯で半身浴をすることで、足だけに水圧がかかり体全体に血液が循環しやすくなります。

また42度以上の熱すぎるお風呂に入ると交感神経が活発になり眠りにくくなってしまいます。38〜40度と体温に近いぬるま湯は副交感神経を刺激し、リラックス効果をもたらしてくれます。

汗をかいて心も体もリフレッシュ「サウナ」

サウナもうつや不眠改善に効く入浴法の一つです。

サウナがうつや睡眠障害に効く理由は以下のとおりです。

  • 脳疲労が取れる
  • 強制的なリラックスモード
  • 体温が上昇すると睡眠ホルモンが増える
  • 血流改善して肩こり解消

サウナがうつに効く理由と正しいサウナの入り方もまとめてますのでよろしければ合わせて読んでみてください。

【まとめ】うつを温泉でラクにしよう!

いかがでしたでしょうか。

今回はうつに効く温泉の効能や見分け方について紹介しました。

基本的にはどの温泉もストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態など)を軽減し、うつ状態には塩化物泉・硫酸塩泉、自律神経不安定症には二酸化炭素泉が効果があると言われています。

サウナや自宅でできる入浴法もぜひ試してみてください。

またコーヒーがうつに効果あるのかまとめた記事、便移植が双極性障害を治す研究についての記事もよかったら読んでみてください。

この記事を書いた人
くんポンコツ

田舎から、ぽんこつに綴ります。双極性障害とADHD持ちのぽんこつライター。温泉施設でwebマーケのアルバイトをしながら小さな会社を経営中。来年目標でカフェをつくるプロジェクトを実施中|手網珈琲 | 複業 | ローカル | 二拠点生活 | 東京から地方へ戻り組 | 村育ち | ばあちゃん子 | 30↑

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