ADHDって芸能人や有名人にも結構いるんですか?
ADHDの彼氏を理解してサポートしたいのですが、ADHDの芸能人や有名人を知りたいです
東大卒芸人としてクイズ番組で活躍していた元「田端藤本」の藤本淳史さんが、7月にADHDと告白しました。
全人口の2%以上の知能である者が参加を許されるメンサ会員でもある藤本さんがADHDについて語りました。
この記事では藤本さんが語る内容をピックアップしながらADHDについて、ADHD当事者である筆者が考察していきたいと思います。
それではさっそくいきましょう。
そもそもADHDとはどんな特徴か
ADHDとは注意欠陥・多動性障害とも呼ばれ発達障害の一つです。主に「不注意」「多動性」「衝動性」の3つの症状が見られます。
不注意とは「忘れ物やなくし物が多い」「約束を忘れてしまう」といった事象があります。
多動性・衝動性とは「じっとしてられない」「おしゃべりの度を過ぎる」などが例として挙げられます。
社会的、学業的に悪影響が及ぼす場合に、ある一定の基準を持って診断されます。
ADHDを知るきっかけ
東大卒芸人としても活躍した芸人の藤本さんのきっかけは、彼女でした。
当時お付き合いしていた彼女がうつの症状で病院にお世話になった際にADHDの疑いもあるかもしれないと医師に言われたそうです。
そのチェック項目を見た藤本さんは「僕にも当てはまるかも?」ということで診てもらうとADHDと診断されたそうです。
確かに知人や家族がADHDと診断されたきっかけでADHDの存在に気付き、自分も当てはまっているかもと不安になって診断されるケースは多いですよね。
筆者の場合は、留年したり、新卒の大手企業をすぐ辞めたりする中で、家族からADHDじゃない?と言われたことがあります。しかし、そのときはプライドもあり、発達障害なんて冗談じゃないと思いスルーしてました。
結果、その2年後双極性障害の通院をしている際に医師とコミュニケーションしている中でADHDの疑いがあると言われ、検査したところADHDと診断されました。
今思うと、家族に言われたタイミングで診てもらえばよかったなと後悔してます。
実はADHDと聞いて安心。原因はずぼらじゃなかった
ADHDと診断された藤本さんは実は、ホッとしたようでした。
忙しい芸能の仕事の中で、「忘れ物」「遅刻」「優先順位がつけられない」が頻繁に起こっていたようでした。
そして、「サボっているんじゃないか」「努力が足りない」と自分を追い込んでしまっていたとのことです。
筆者も大学の授業のレポート期限を守れない、アルバイトでミスをしてクビになる、運転免許の効果測定も譲れないこだわりがあり7回も不合格、新卒の会社ではケアレスミスばかりと悩む日々を過ごしてました。
ADHDのせいにしてしまうのは無責任な気もしますが、私もかなり安心しています。
ADHDだから周りの理解を得るではなく、自分の行動を変えていく
藤本さんはなんと言っても「東大出身」。周りから東大出身というラベルを貼られ、常にプレッシャーは感じていたそうです。
またコンビを組んでいた相方ともケンカはあったそうで、だからといってADHDと早くわかっていてもケンカも少なく済んだのではとはそうとも限らない。
結局は、遅刻していて、迷惑をかけている事実は残るだけ、と振りかえっています。
そして、ADHD同士のカップルとして生活する中で、スマホを活用して「忘れ物防止」を実施しているとのことです。
スケジュールをスマホに入れてアラームで次に何をするかわかるように工夫しているとのことです。
藤本さんのようにADHDだから全て周りが理解してくれて、許してくれるものではないという考え方に共感です。迷惑をかけてしまう事実はあるわけなので…
ADHDだからと言って周りへの理解を求めるわけではなく、ADHDの特性が悪く影響しないように自分で仕組み化することは非常に重要だと感じました。
【まとめ】ADHDをはじめ障害をオープンに出しやすい社会へ
いかがでしたでしょうか。
今回は、元「田端藤本」の藤本淳史さんが告白したADHDを考察しました。
ADHDだからと言って周りの理解待ちではなく、自分の行動を変えて周りの信頼を得ていく働き方に筆者は感銘を受けました。
この記事をきっかけにADHD当事者の方の背中を少しでも押せたら幸いです。
(出典:ADHDでコンビ解散、東大卒芸人・藤本淳史さんが告白した苦しみの日々|yahooニュース)
筆者がADHDや双極性障害を診断されたきっかけとこれからの意気込みをまとめてますのでよろしければぜひお読みください。