障害年金っていくらもらえるのだろう
障害でうまく仕事ができなくて、収入がなくて不安です。どうしたらいいのでしょうか
不慮の事故や精神疾患にかかり、障害年金の申請を考えている方がまず気になるのが自分がいくらもらえるのか、だと思います。
この記事では障害者年金の等級別にいくらもらえるのかを実際に障害者年金を受給した筆者が解説していきます。
それではみていきましょう。
この記事でわかることは以下の通りです
・障害年金を申請する場合の注意ポイント
・障害年金の申請方法
障害者年金の受給額は〇〇でした、筆者の場合

筆者は統合失調症、発達障害、軽度知的障害を患っています。
申請の結果、障害者年金2級に該当することになりました。
そのため1年間で780,900円が支給されます。(総支給額は年度によって変わる場合があります。)
もらえる額を知った時の筆者の率直な感想ですが、こんなにもらえるの?とかなり驚きました。
筆者は受給資格が申請時より前からあったので、もっと早くに申請しておけば良かった、と思いました。
障害年金っていくらもらえるの?

障害年金といっても障害の度合いや人によって金額は変わってきます。
障害年金とは、公的年金の加入者が所定の障害を持った場合に支給される年金です。
そこで障害年金の種類別に解説します。
障害基礎年金
障害基礎年金とは、病気や怪我で病院で診断を受けた際に国民年金に入っていた場合に、支給される年金です。
・障害等級2級 年間 約78万円/月額 約6万5千円+子供の加算
以上のように、1級は2級の1.25倍です。
子供の加算は、1〜2人目には22万4700円、3人目以降は7万4900円が支給されます。
障害厚生年金
障害厚生年金とは、会社などに所属して、厚生年金に入っている場合に支給される年金です。
・障害等級2級 平均標準報酬額×[5.481÷1000]×被保険者期間の月数
・障害等級3級 平均標準報酬額×[5.481÷1000]×被保険者期間の月数
障害年金をもらう場合の注意ポイント

障害年金がどのくらいもらえるかわかったところで、もらう際の注意点を4つにまとめて紹介します。障害年金を申請するとなると億劫に感じる人も多いかもしれませんが、注意点をあらかじめ知っておくと安心ですよね。
病院の初診証明
障害年金を申請する際に重要になってくるのが、初めて病院を受診した日を証明出来る書類、すなわち病院の初診証明です。
筆者はこの初診証明が取れずに苦労しました。
初めて精神科を受診したのが5年以上前だったため、その病院にカルテが残っておらず初診証明が取れない場合の書類を作成しなくてはならず、審査に通るかかなり不安でした。
書類の準備
障害年金を申請する際に必要な主治医の診断書、初診証明を発行してもらうためには費用が発生します。
病院によって金額の違いはあると思いますが、筆者の場合診断書に1万円かかりました。審査が通るかもわからない段階でこの出費は不安でしたし、痛くもありました。
自分の症状を詳細に書かないといけない
病気や障害が発症した時から現在に至るまでの自分の症状や気持ちなどを詳細に書かないといけないことになります。思い出したくないことも書かないといけないため、精神的なダメージがかなりありました。
年収による所得制限がある
障害基礎年金には所得制限があります。
・3,704,000円超、4,721,000円以下の場合1/2が支給停止
・4,721,000円を超えると全額支給停止
・3,704,000円以下の場合は全額支給
障害厚生年金の場合はこのような所得制限は設けられていません。
障害年金の申請方法
申請手続きは、障害基礎年金であればお住まいの市区町村窓口で行い、障害厚生年金であれば年金事務所で行います(障害基礎年金については年金事務所での申請も可)。 障害などによって本人が窓口に行くことができない場合は、家族を含む代理人に委託することもできます。 申請後は日本年金機構が審査し、支給の有無や等級を決定します。
申請から受給までは4〜5ヶ月と時間がかかるため、気長に結果を待ちましょう。
障害年金を活用して生きやすくしよう
障害年金は申請の書類集め、書類作成に心が折れますが、申請が通り障害年金がおりると生活がかなり安定していきます。
筆者の場合、障害者雇用で働いているため収入が少ないので障害年金はとても有難い制度です。
障害や病気があるとお金がかかりますし、精神的に疲弊しやすいのでなかなか健常者の方々のように働けないことも多々あると思います。
そんな時に助けになるような制度なので、受給資格があってまだ申請されていない方は申請をすることをおすすめしたいです。
この記事が少しでも参考になったら嬉しいです。
また障害者雇用で働く筆者のリアルな本音をまとめた記事をよろしければご覧ください。